2011年11月12日
9/22 広島東警察署少年補導協助員連絡協議会研修会
少年補導協助員、少年育成官の方などを対象とした研修会に講師として招かれ、一時間、話をしました。
歌なしの講演は久しぶりで何かいつもとリズムが違って少々堅苦しさが残る話だったかもしれません。
今の教育、また、戦後の教育の変遷を振り返っていく中で、
地域全体が子どもを育てていくという原点に返るために何が課題なのか
ということを共に考える時間にできたらという思いで自らの体験談も交えながら話をしていきました。
日々、ボランティアでパトロールなどの活動を行っている方ばかりなので、
話を聞く姿勢や学ぼうとする意欲がこちらにもガンガンに伝わってきて、
次第に心のボルテージも上がっていきました。
翌日、担当者の方から電話があり、参加者の一人の方が会の終了後に、
「気分が優れず会に参加するか迷っていたが、参加してよかったです。
自分の子育てに自信を失っていたが、話を聴いていくうちに意欲が湧いてきて、とても元気になりました。」と言われて帰られたというメッセージをいただきました。
僕の話しなんてそれほど影響が強いものでも、すごいものでもなんでもなくって、
ただ、ありのままを伝えることによって、何か皆さんの明日からのバネやきっかけになれれば・・・と、ただそれだけの思いです。
世のお母さんたちは孤立、孤独の中で子育てと戦っています。
育て方がわからないってひとりで苦しんでもがいている人もたくさんいます。
助けてほしいという思いを持っていき場がなくて学校に無茶をぶつけてくるお母さんに何人も出会いました。
家・家族・地域コミュニティーなど古き良き時代に当たり前に存在していたものが次第に失われていく現代において、それは、お母さんだけの問題でしょうか・・・
「ひとりじゃない」って心から思える、そんな社会を・・・
そんな心の繋がりを・・・
共に育む=共育
保田 隆
投稿者 yasuda : 2011年11月12日 18:12
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