2008年08月04日
福岡講演
我、KTC中央高等学院の仲間の1つ、福岡キャンパスでのトーク&ライブ。
この日は保護者会。 昔は1学期終了後で通知表を・・・というお決まりの行事であったが、今は前・後期制のため、終業式って訳でもなく、親と先生が子どもについて話しをし合うという会である。
その会の中で約2時間、歌と話をさせてもらった。
実は福岡は3年連続で、この時期になると僕の中では、夏の屋台はお決まりの言わば風物詩となっている。(なんでそっちやねん!)
同じKTCということ、皆さん不登校経験をもつ子どもの親であるということもあり、こちらの思いも次第にヒートアップし、熱くなっていく。
皆、例外なく全員親として一生懸命我が子を愛し、向き合ってきた。
子どもも親を本当は求めている。
でも故に繋がらないという事態に陥ってしまうことがある。
その愛がまっすぐであればこそ・・・
話の中で思わずこんなことを言っていた。「僕には子どもがいないけど、いたら100%間違いなく我が子を不登校にする自信がある!」
近い存在だから客観性なんて持てるはずが無い。我が子だからこそ、引いて冷静に見れるわけが無い。
だからこそ、そういう存在のおとなが必要なんだと思う。
それが先生であり、近所、親戚のおじさん、おばさんであったり、バイト先の上司であったり・・・
親子の心の接着剤的存在。昔のことは言いたくないけど、俺たちがガキの頃はふつうにいたはず・・・
社会のおとなの希薄さを嘆いていても仕方が無い。
ならばKTCがそうなればいいだけのこと。だから何でも投げ込んできて欲しい。直球で・・・
そんな思いがこみ上げてきてしまって、プロローグを歌う頃には会場は涙で溢れていた。
親も先生もそして僕も・・・
そんなこんなで、この日は盛り上がってしまって2時間のトーク&ライブの後、ベースの前田順三さんと二人でライブを1時間行った。
オリジナルの「愛しのGIRL」、高校卒業の時に作った「Depurture」これは初公開!!
譜面も何もなしの中、なんとなくキャンパスをみてて歌いたくなって・・・順三さん大慌て!
でもさすがプロ。バッチリ!!
それからお決まりの「ビーティングハート」、そしてなんとオールディーズメドレーなどなど・・・
トーク&ライブの終了後の保護者のアンケートには、感動、涙、ありがとうの文字で溢れていたらしい。
その中に「生まれてきてくれてありがとう」と我が子にメールを送ったと母親のメッセージがあったという。
本当にたのしいひとときでした。
夜は当然屋台で・・・
終了が2時・・・いい疲れだった。
保田 隆
投稿者 yasuda : 20:47 | コメント (1) | トラックバック
2008年08月03日
段原小学校PTA トーク&ライブ
数年前にケントスで行われたトーク&ライブの際、聴いて頂いた方からの依頼で段原小学校に行かせてもらった。
場所は小学校でも聴く人はPTA、つまり大人だからと思っていたが、来場者を見て少しびっくり。
おとな、親、保護者というと、自分より年齢が同じくらいか、上という固定観念で勝手に客席をイメージしていたが、あけてビックリ!
なんと、ほとんどが俺より年下!! 20歳代、30歳代ばかりではないか・・・
しかも100名近いお母さんの中に2名も教え子がいた。
よく考えれば、そりゃーそうだよね。
小学校といったら6歳~11歳くらいだから親はそうなる訳だよ。
いつまでも自分の年齢が気持ちでとまっているんだよね。
だからといって、ライブの内容が変わる訳でもなく、いつも通り約1時間半、しっかりと歌い、話をさせてもらった。
ちょうど昼前の時間だったため生徒は授業中。
そうそうバスケットシューズを歌い終わった時、会場の音楽室の後ろのドアをなにげなく見ると、6~7名の生徒がドアの小窓を取り合いながら中を覗き込んでいた。
思わず手招きすると、はずかしそうな笑顔を見せてくれた。
むっちゃ、かわいい!!
歌声を聴いて集まってきたんだろう。授業でなかったら一緒に歌いたかった。
帰りに遠くから手を振ってくれる子もいたりして・・・・
ほっとするひとときを味わえた。
10数年前の教え子がお母さんになって、会場で再会・・・最近よくあるシーンだ。
(それだけ俺も年くってるってことかぁ~)
その内一人は子どもが持って帰ってきた俺のプロフィールに驚き、あまりの嬉しさに、「この人お母さんの先生よ~~っっ」と子どもに興奮気味に伝えると、その子が「だったら絶対に会いに行ったほうがいいよ。」と背中を押されたらしい。
純粋、正直、率直・・・・
どれも本来の自分の姿。
子どもはいつも持っている・・・
ずっと・・・・
大切にしてあげるのは、おとなの責任。
保田 隆
投稿者 yasuda : 19:37 | コメント (0) | トラックバック
2008年08月02日
先生甲子園 中村文昭さん
留守番電話にてんつくマンからのメッセージ
「久しぶりです!中村文昭さんから電話がいくと思います。素敵な先生を紹介してくれってことで保田先生のこと紹介しました。よろしくお願いします。」
中村文昭さん・・・何度か講演を聴きに行ったことがあり、むちゃくちゃ面白い。
またほんまに為になる話をされる。
はっきりいって俺はファンになってしまった。その文昭さんが・・・・
何のことかよく意味が分からず折り返し内容を聴いて理解した。
直後、文昭さんからも電話があり話をきいた。
全国の素敵な先生、熱い先生を集めて、その人たちの話を多くの学校の先生に聴いてもらおうという企画。
文昭さん曰く、誰かを責めて責任転換をするのではなく、たくさんの先生達にいい見本を見てもらって、共に高めあっていこうとしう主旨。
名づけて「先生見本市」or「先生甲子園」(はっきり決まってないらしい)
そこに参戦してほしいという依頼だった。
翌日広島で講演ということで早速会って話しを聞くことに・・・
“しあわせのたね”という横川の焼き鳥屋で飲みながら熱い思いを語り合った。
保田さんの歌が聞きたいということで、お店で“プロローグ”のCDを聴くことになり、文昭さんはデッキの傍に立ってじっと真剣に終わりまで聴き入ってくれた。
そして一言。
「むっちゃええ歌や!映像が脳裏に現れてきた。こういうときは絶対に間違いないんや!!保田さん、当日トリでお願いできませんか?」
もちろん0.2秒で「はい!やらせていただきます!!」
頼まれごとは試されごと。返事は0.2秒・・・文昭さんの口癖だ!!
それを繰り返し実行していくことで相手の予想を上回っていく。
1ヶ月も続けていくと周りにはたくさんの人が集まってくるというのだ。
どんなイヤな事でも頼まれるという事は、自分が求められているという証。
人がイヤがる事こそすすんでやりきった時周囲いも感動、感謝を与えてあげられる。
言葉でいうのは簡単だけど、いざやるとなったら難しい。
たからこそ意味があるのだろう。
「出会いは偶然でなく、必然」いつも言っていることだが、今回は改めて実感した。
数年前から俺の中にずっと中村文昭という人がいた。この人といつか・・・こと人とどこかで・・・とずっと思い続けていた。
今回その橋渡しをしてくれたのがてんつくマン。
文昭さん曰く、熱い先生を紹介して欲しいというお願いに対して、間髪いれずにてんつくマンの口から出たのが「一人いるよ。広島に、保田っていう人が・・・」
僕は何よりもそのことがムチャ嬉しかった。
てんつくマンとは日常はそんなにやりとりしている訳ではない。なのに、それだけに、そんな風に言ってくれたということがホンマ心に響いた。
てんつくマンには、いつもここっという時に、転機となるきっかけ・チャンスをもらっている。
教師を辞めたときにもそうだった。
「教室にいなくても先生はできる。保田さんが保田さんである限り、どこにいても先生だよ。」
彼のこの一言が当時の迷いの中に立ち止まっていた僕の背中を強く押してくれた。
今回も中村文昭さんと繋がるきっかけを投げてくれた。
それだけに、喜びも感動もひとしお!
「先生甲子園」どんなイベントになるか、今からワクワク。熱いものがこみ上げてくる!!
とにかく、ムッチャ楽しんでやりまっせ!!
てんつくマン、中村文昭さん、ありがとう!!
そしてよろしくです。 心から・・・
保田 隆