保田隆のブログ「伝わる」

5～6年前に一度訪れたことがある。
というのもこの時期車での旅行なので雪を避けようと思うと、南･南へとなり行き先が限られてきて、2巡目に入ったというわけ。
今年は荒れ模様の天候で海もしけていて船もけっこう揺れた。
風もとてもきつく、｢二十四の瞳｣の岬の分校についた時は身体が吹き飛ばされそうになるほど・・・。
ここで初めてみた映画｢二十四の瞳｣でなぜ先生になったのか、原点をふと自らかえりみた。

同じホテルに連泊したが、少し高台にあり、そのホテルからの眺めがまさに絶景!!

部屋の窓一面がまるでパノラマスクリーンで、瀬戸内海ののどかな光景が眼下に広がる。

その先に3つの小さな島があり、干潮時(一日に2回、午前と午後)には陸とこの3つの島がつながって渡れるという、まさに｢珍島物語｣状態!!
早速渡ってみる事にした。

本当に海水が綺麗で、その海を割れる感じで砂地が浮き出てくる。
この道に名づけられた名は、｢天使の散歩道｣(エンジェルロード)

渡りきって帰ってくると願いが叶うという。
何か歌がつくれそうな気が・・・
初日の出はホテルの露天風呂から拝むことができた。

すべてにロマンティックな旅だった。

この小豆島に縁もゆかりもないが、このホテルから眺める光景は何か懐かしい故郷の香がした。
もしかしたら、故郷というのは、そんなものかもしれない。
一人に1つしかないのではなく、生きていく中で作ることができるのかも・・・
それもすべて、自分次第なんだろうけど・・・
たくさんの人と心に出会ってたくさんの故郷を作りたい・・・心の故郷を・・・
そんなことをふっと思わせる旅だった。

保田　隆